銃剣道は軍国主義の象徴 日本体育協会種目から削除を!

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銃剣道の銃剣


この記事は特にこれから銃剣道を始めてみようかな、
と思っている児童生徒やその保護者の方に読んで頂きたいです。


過日述べましたように、大日本帝国が戦時中などに
軍事教練と称して学生等に行なわせていた銃剣道が、
この21世紀のIT時代に復活しているんですね。


当時は「お国の為」「負けられません、勝つまでは」
「日本は神風が吹くから戦争に負けない」「鬼畜米兵」
(本来は「鬼畜米英」のはずですが、こう記す人もいます。)
「兵隊さんのお陰」などと言われていた時代です。

そういう今では信じられない程馬鹿げた
筋の通らないだまし文句に乗せられて、
日本中が洗脳されていたようです。


軍国主義の時代ですから、問題解決方法が結局人殺しです。
ワールドカップとかオリンピックみたいな試合やゲームでは
ないんです。

殺していいんだから、ルールがないに近いんです。
それをさせる為に強制的にさせられた種目の1つが銃剣道です。


某回想録によれば、当時の訓練種目は
「剣道、柔道の正科、銃剣術、戦場運動、懸垂、重量挙げ、
城壁飛越、狭窄射撃、実弾射撃」との事です。

上の写真は恐らく城壁飛越だろうと思われます。
肩に掛けてかついでいるのが、銃口の先に刀剣を
固定してある銃剣?です。

これは敵を殺傷する武器です。
銃剣道はこの武器を使う事を前提にした訓練種目と
いう事になります。

ただし、この銃剣を使用する訳ではありません。

尚、銃剣術と銃剣道は実質は同じ事を指しているようです。

又、回想録には「銃剣道も盛んになり、有段者も多く出て
戦時下にふさわしく意気大いに上る。課外では野球チームも
作られたが活発ではなかった。」という記述もあります。

これらからもわかるように、
銃剣道(銃剣術)が最も戦意高揚に役立った
=人殺しを推奨する為に有効だったのです。


そして終戦によって日本は戦争を放棄し、
徴兵制もなくなったんですから、
戦意高揚をあおる訓練は当然廃止されなければなりません。


このように
銃剣道はスポーツとはかけ離れたものであり、
体育の中の種目とは一線を画すべきです。
日本体育協会にはまったく馴染みません。


どんな理由があろうと一般国民が行なう事は禁止すべきです。
特に青少年の健全育成には絶対に不適当です。

根本理念が軍国主義なんだから。
そんなもんスポーツマンシップなんて
ないも同然でしょう。
平和で行なわれるべきスポーツとは
正反対、対極にあります。



「銃剣道を万一しても良い条件があるとすれば」
という仮定の中では、自衛隊員と警察官のみが
訓練種目の1つとして当てはまるかも知れません。


ところで、「銃剣道は戦時中の本物の銃剣とは別の用具を
使った武道である」という反論はあるでしょう。

YouTubeなどで見てみますと、確かに武道のようです。

って言うか、ほとんどまるっきり普通の剣道の仕度じゃん。

因みに、この1942年=戦時中の昭和17年当時の
写真(一部加工)でも同様ですが。
銃剣道

見た目は余りにも剣道そっくりです。
ちょっと違うのが、肩を保護する防具が増えたのと、
竹刀が銃剣もどきの棒になっている事です。

これは要するに
剣道のような武道の服を着せて
普通のスポーツのように見せかけて、
又はカムフラージュして
実体は戦争突入準備じゃないですか!!!!



でも、銃剣道のプロモーション用みたいな動画を見たら
拍子抜けしました。
何ですか、あの気合いは?

剣道の「オリャアー」「トオー」みたいな声しか
聞いた事がない人が聞くと、
物凄くフヌケみたいな声の出し方なんですよね。


それで、剣道と違って突く事しかないっていうルールみたいで、
見てても全然面白くないんです。
突いたのかどうかなんてよくわかんないし。

全日本の決勝戦の試合の動画を見ればわかりますが、
恐らく全スポーツの内でも
「観戦して面白くないランキング」の1位
間違いなしです。


とにかく、剣道なら竹刀を上とか横とか色々振り回しますが、
これの場合は棒を前後に横移動するのが多いんですね。
そりゃ、わかりづらいに決まってます。

これじゃ審判だって嫌になりますよ。

その点ではフェンシングも同様のようで、そのせいで
突いたら電気で光る仕組みができたのでしょう。


あと、突くのって危なくね?
防具のすき間に棒がもし強く入ったら
骨折どころか内臓だってやられますよね。

普通の剣道にも「突き」はありますが、
面、小手、胴の方がメインなので、
突かれる確率は低いです。

しかも小中学生以下には突きは普通は教えません。

それなのに銃剣道は「突き」が中心なんて、
突き100%かよ!!
これだけでも青少年にはとてもさせられません。


剣道は竹がしなって、フェンシングは刀が曲がる事によって
突いた時の衝撃を吸収して緩和してくれるように
ちゃんと考えて作られている訳です。

その点、銃剣道の棒は戦時中の頃から木製のようなので
あまりしならず、先っちょのポンポンでしか
衝撃を吸収できそうにありません。

これでは優しさも賢さも足りません。


でも見た目をここまで剣道に近づけられるんなら、
銃剣道なんてやめたって、剣道に転向すりゃいいだけです。

軟式テニスから硬式テニスに転向するのと大差ないでしょ。

誰もそんなに困らないです。
防具のメーカーや販売店も剣道の防具に
転向してもらえばいいんです。


剣道も元は人殺しだろうとは思いますが、
古くからスポーツ的又はゲーム的な種目になっています。

本当に刀で人を切ろうとした江戸時代の
チャンバラとは違うものとして認知されて久しいはずです。

近年では剣道のドラマやマンガもたくさん出ましたし。

チャンバラ時代の訓練をスポーツ化した剣道だったら、
軍国主義と思う人は少ないのではないでしょうか?

このミサイルや核兵器まである時代にただの刀を振り回して
戦争しようなんて誰も言わないでしょうから。


結論としては、
銃剣道は根本理念が危険な上に
スポーツ力学的観点からも危険であり、
更には、面白みが少な過ぎます。


故に、やるべき意義が少な過ぎますので、一般人には
させるべきではありません。


そんな事すぐわかると思ってたんだけどね。


尚、こちらもご覧下さい。

http://news.livedoor.com/article/detail/12902444/

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