雑草で2億円荒稼ぎマイケア 自然界に学ぶ成功パターン第10回

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ノムさん

誰も要らない雑草で2億円の荒稼ぎにつなげたという
ふざけた話、いや、うらやましい話です。

まずこの新聞の1ページ全面広告を見て下さい。



野村克也さん現役復帰!?
っていうキャッチコピーと共にそのノムさんが
ネクタイ姿でミットを構えてる写真が載っています。

有限会社マイケアイタドリというサプリの広告です。


2014年7月13日にたまたま
初めてそれを少し読んでみたら
もうただただ驚いて呆れるしかありませんでした。

だってイタドリなんて畑に勝手に生えたまま
いくら抜いても絶えなくて始末の悪い
超やっかいな雑草
ですから。


こんなクソより始末の悪い邪魔な雑草を
サプリに入れたら売れたなんて
ふざけるなっていう位の話
なんです。

いや、実際の話、本当にクソだったら堆肥になって
有機肥料の代わりになるのでとても役に立つんですが。


とにかく、イタドリとかオオイタドリっていう草は
物凄く丈夫な根が地下にしっかり張られていて
ちょっとやそっとでは抜けないんです。

だから畑に増えられたら困るんで、
多分多くの農家はラウンドアップという除草剤を
葉に散布して根まで成分を移行させて枯らせているはずです。


もち論、有機栽培の場合は除草剤は使いませんので、
スコップで土を深く掘って抜くしかありません。

しかしいくら掘っても抜ききれず、結局残ってしまうんです。


だから普通なら金を払って始末して欲しいレベルの物なのに
それを使って何億円も売り上げたなんて
正に現代の錬金術としか言いようがありません。

文面には、発売わずか1年で10万個売れたと
しっかり書いてあり、価格は2,160円なので
単純計算で2億1,600万円の売り上げですから。


そして、オオイタドリは
アイヌの人々がふしぶしに不安を抱えた際に
用いられた素材、などとも記載されています。

しかし、ある書物には、薬効として
消化不良、生理不順、利尿、むくみ、胃弱、便秘、切り傷、
やけどしかなく、
ふしぶしについては載っていません


でも広告には、あくまでもふしぶしに不安を抱えた場合に
用いられた、とあるだけで効くとはうたってないし、
過去形だから今は用いられてなくてもいいし。

つまりオオイタドリがふしぶしにはどうせ効かないだろうと
わかっていて、ノムさんのキャラと宣伝の力で
効くように思わせて買わせてしまえ、っていう考えでしょう。


これは恐らく世田谷自然食品のグルコサミンの宣伝が
異常に全国的に浸透しているんで、そこに便乗して
稼いでしまおう、っていう魂胆のように見えます。

要するにふしぶしの薬というだけで需要が大量に
見込めている状況なので、あとは作って売れば
売れてしまうっていう入れ食い状態なのかも。


そして、くれても誰も要らねぇ雑草を
むしって来るんだからコストはめっちゃ安い

想像ですが、北海道の荒れた原野にごっそり
群生しているオオイタドリを抜いても切っても
タダでしょうし誰も文句も言わないのでしょう。


ミニバック(小型パワーショベル)を使えば1人でも
簡単に抜けますが、地上部を切るだけならまた勝手に
いくらでも再生して毎年何回も採れるでしょうしね。

多分それを乾燥して水分を抜くでしょうから
乾燥重量が問題ですが、どうせ1錠に1グラムも
使わないのでは。


そうなると軽トラック1台分でも何千人分とか
何万人分も採れてしまうかも。

考えてみれば桜島の灰の石鹸もどうせそういう邪魔な物を
現金に変えてるんでしょうけど。


という訳で今回の話は自然界に学ぶというよりも
雑草という自然界の植物+(プラス)インチキっぽい能書きで
荒稼ぎしている例を挙げただけでした。


ただし、雑草と言っても野山に生えていれば
ほとんど誰も抜く人などいない普通の植物だし、
自然の風物詩の一部なんだぞって、
ちゃんと言っとかないと。

又、ある偉い日本人の方は
雑草という名前の草はない」という名言を
残されたとか・・・。



でも、人間が何か金儲けをしよう思ったら
自然界を探せば他にも使える物がもっとありそう
 に思えてきませんか?

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