ご存じの通りNHKラジオ第二放送は、
NHKテレビのEテレと同様に教育関連の番組を
放送しています。
もっとも、最近のEテレは以前の教育テレビの頃とは違って
全然教育になっていない内容の番組が増えました。
又、Eテレになってからテレビの英会話の
番組の時間は減っています。
それらの意図は良くはわかりません。
それよりも、ラジオの基礎英語2のスキット(寸劇)の
筋書きは時折り非常識な内容があり、感心しません。
その基礎英語は1、2、3とあり、各15分ずつで、
それらが連続して合計45分間平日毎日やっています。
それも同じ日に何回も再放送もされています。
その3つはそれぞれ講師や出演者が違います。
恐らく別々のチームが制作しているようです。
それぞれ雰囲気やテイストが違うからです。
特にユーモアのセンスというか、笑わせようとするツボが
異なっています。
その内、最もセンスが悪いのが基礎英語2なんです。
どうもそこの講師の先生ともう1人の男性が
無理のあるオチを考えているように思えます。
では、どう悪いか説明しましょう。
とにかく、
しょうもないナンセンスなネタが多いです。
そして、バナナの皮で滑って転んでしまった、とか
腕の骨を折ってしまった、という話を
いかにもおかしい事、楽しい事のように話したりします。
それを話すのが講師の先生ですから。
本当に骨を折ったらとてもそんな笑い事なんかでは
済みません。
そういう、人の痛み苦しみをわかろうとしないようなのは
ユーモアなんかじゃない はずです。
ユーモアとは、人の温かみがあって面白い事を言うんです。
人の不幸を笑うような話は極めて不快でしかありません。
更に酷いのが、2013年度の中で1度あったのですが、
友人の顔が猿に似ている、と言って
少女が「あはは」と笑う筋書きです。
英会話を教える番組なのに、何という事ですか!
基礎英語1、2、3は中学生を主な対象としているようですが、
こんな人の心を踏みにじるような筋書きは
前途ある少年少女には絶対聞かせられません。
教育にはまったくもって不適切です。
なぜ事前にチェックされてボツにならないのでしょうか?
それに比べて基礎英語3の筋書きは、
ずっと思いやりのあるセリフが多くなっています。
(ただし、2013年度の基礎英語2のチームは、
その前の年度では基礎英語3を担当していて、
基礎英語2と基礎英語3のチームが入れ替わっています。)
という事は、番組内容を一つ一つ監視する体制が
できていないのです。
NHKができて何年経つと思ってるんでしょうか?
これは完全なる不祥事です。
基礎英語2のチームを交代させるなどした上で、
NHKは国民に謝罪するべきです。
尚、音声はこちらです。